こんにちは、Aです。
プリキュアオールスターズFを見ようとNetflixに再入会しました。
ですが、たまたま見たNetflixのオリジナルドキュメンタリー「今すぐ購入:購買意欲はこうして操られる」が面白かったです。
これは良い作品が見れた、と満足できました。
Netflixを契約したなら、ぜひオススメしたい作品です。
企業は利益の追求のために、様々なものをないがしろにする
企業は自分たちを存続させるためと、利益を得続けるために下記の5点を意識して、利益を追求します。
- もっと買わせろ
- もっと捨てさせろ
- 嘘をつけ
- 真実をごまかせ
- 洗脳させろ
例えばファストファッション。新しいシーズンの服が発表されたからと、消費者にどんどん買わせて、持っている服をどんどん捨てさせます。消費者に何も考えないでいたほうが、企業としては儲かりますからね。
ただ、ファストファッションで使われている素材はポリエステル製が多いです。ポリエステルは数回の洗濯で生地が劣化し、プラスチックなので100年経ってもごみとして自然に残り続け、生態系や環境に悪影響を与えます。
劣化したプラスチックは次第にバラバラになり、マイクロプラスチックとして海を汚していきます。そして魚の体内に入り、そしてその魚を食べる我々の体にマイクロプラスチックが入って心疾患や神経系の病気など、健康に害を及ぼします。
リサイクルすればいいじゃない、と思われるかもしれません。
ですがプラスチック製品のほとんどはリサイクルできない、と言われたら驚くでしょう。
捨てられたプラスチック製品は埋め立てられるか、焼却されます。
これは店頭にリサイクル品として持ち込んでも、分別してゴミに出しても同じなのです。
もちろん、ポリエステルが使われた服だけじゃなく、電子機器やペットボトル、おもちゃなどほぼすべてのプラスチック製品が当てはまります。
でもリサイクルマークがついているじゃないか、と思われるかもしれません。
ですがそれは消費者に罪悪感を抱かせないため、企業が嘘をついているのです。
プラスチック製品の中にはリサイクルできないものが大半です。
また貧しい国に寄付する、という方法もありますが意味がありません。
ガーナの人口は3000万人で、そこに企業の寄付活動などで寄付される服は毎月1500万もあります。
あまりに服が多く送られるので、寄付された大半の服やアイテムは海岸などに捨てられます。
私はこのドキュメンタリ−を見て、資本主義やAmazonなどの企業、人というものが恐ろしく思えました。
サイレントテロ10訓は大体正しい
私がこの作品を見て思い浮かんだのは、サイレントテロ10訓です。
サイレントテロとは就職氷河期世代を中心に、積極的な節約・貯蓄を通じて、日本の資本主義社会に一矢報いる活動です。
それらの行動指針をまとめたのが、サイレントテロ10訓になります。
- 必要なときだけ使え
- 大切にしろ、捨てるな
- 無駄遣いをやめろ
- 季節感を楽しもう
- 贈り物などするな
- 必要なものだけ単体で買え
- 最小限の消費ですら、計画をもってあたれ
- 流行?何それw 元が取れるのか旧式のものと比較しろ
- 無駄買いするな、よく考えろ
- 混乱するな。目的を見失うな。
このサイレントテロ10訓は、電通10訓と逆の考え方です。
先程挙げた企業が利益を追求するときの考え方とも反対ですね。
- もっと買わせろ
- もっと捨てさせろ
- 嘘をつけ
- 真実をごまかせ
- 洗脳させろ
このドキュメンタリーが作品として出る前から、サイレントテロ活動という質素な生活を送ってきた氷河期世代を中心とするサイテロ民には、先見の明があったのではないかと思います。
正直、また日本がアメリカや中国の先を行ってしまったということを考えると、なんだか嬉しくなります。
視聴して「人生にとっての幸福」を再確認することができた作品
この項目では、私個人の考えを話します。
この作品を見る前までは「お金持ちになりたい」「経済的自立を達成して、幸福を掴み取りたい」と思っていました。
ですが、作品を見たあとでは「果たして本当にお金持ちになりたいのか?」「お金ばかりを追い求めて何か意味があるのか?」と思うようになってきました。
成功には元々興味がないですが、幸せにはなりたいですね。
まぁ、某経営者のようにドヤ顔で腕組みして本の表紙に載りたいなんて私は思わないです。
まだ私にとっての幸せとは何かを探している最中ですが、様々な作品や経験を通じて答えを見つけたいですね。
「隠居」「ミニマリスト」「寝そべり族」にはかなり共感できるので、落ち着いていてシンプルな生活が私には向いているのではないか、と思っています。
まとめ:思わぬ収穫であり、考えさせられる傑作作品でした
Netfilxに入った理由としては、プリキュアのオールスターズ映画を見るために再入会したのですが、思わぬ伏兵の登場で満足できました。
やはりFANG+の一角を担うNetflix、バカにはできません(ワンピースや幽☆遊☆白書の実写化で若干バカにしているのはナイショ)。
深く考えさせられるドキュメンタリー映画だったので、家族や友達がNetfllixを見ているのなら、心からオススメしたい作品ですね。
他にも作品の中には、Amazonが見てみぬフリをしている問題に異議を唱えた結果、15年のキャリアを突然降ろされた元役員や、あらゆる大企業から著作権侵害を訴えられている修理会社の社長(大企業にとって修理されると都合が悪いので)、アディダスが与えている影響から退職を選んだ元役員の話など、興味深い内容がこれでもかと盛り込まれています。
年末年始はNetflixのドキュメンタリー作品「今すぐ購入:購買意欲はこうして操られる」を楽しんでみてはいかがでしょう?
それでは皆様、よいお年を。